コスタリカ
現地レポート2019❼ 野鳥好きは迷わずコスタリカへ!
2019.2.2
エコツアーの発祥地コスタリカで、先週に続いてエコツアーをしました。先週はニカラグアとの国境地帯を回りましたが、こんどはサラピキという地区です。
夫婦で経営している有機農場を訪れると、夫婦で経営している有機農場を訪れると、陽気な女性のクリスタルさんがチョコレートを作ってくれました。庭のカカオの実を割って、タネを取り出し、乾燥させたあと細かく砕き、さらに手動の器械に何度も入れ絞り出すようすると、粘りがあるチョコレートになります。途中でミルクの粉末を加えるとミルクチョコレートに。
庭の樹の枝のあちこちにバナナを仕掛けています。鳥寄せのためです。僕がいる場所から3メートルしか離れていません。でも、カラフルな鳥が次々にやってきました。ルリミツドリ、ホオグロミヤビゲラ、ソライロフウキンチョウ、ズグロミツドリ……。
僕が持ってきたのはポケットに入るデジカメ、2万円で買ったコンパクトカメラです。こんなに簡単に写真が撮れていいのかと思うほど、きれいに撮れます。
クリスタルさんの案内で庭……というより森を回りました。その一角の巨大な蚊帳を吊ったような囲いの中では、これでもかとばかり蝶が舞っています。フクロウのように見えるフクロウ蝶や世界で最も美しいと言われるモルフォ蝶もいます。さらにアカメアマガエルや葉陰で眠る珍しい白いコウモリやコスタリカの希少動物を代表するアカメアマガエルも。
クリスタルさんがおどけた顔で草を指さしました。何だろう? 別に何もないけど……。いや、いました。コノハチョウです。木の葉そっくり。いや、感激しました。小学生のときに図鑑でこれを見て、いつか本物を見たいものだと思った記憶がまざまざと蘇ったからです。同時に、図鑑にあったものを思い出しました。木の枝そっくりのナナフシです。ところが、いっそう驚くことに、コノハムシのすぐそばに、ナナフシがいました。
さらに、泊まったホテルの庭を散策すると、高い木の枝にオオハシが止まっており、イグアナが枝に寝そべっています。ホエザルは猛獣のような鳴き声を上げ、エメラルド色のトカゲも。
さらに翌日は標高2000メートルの高地に行きました。ここではハチドリをはじめスアカゴシキドリ、キバシミドリチョウハシなどが目の前を飛び交います。こんなに見ることができていいのか……と思うくらいです。
野鳥が好きな方、ぜひコスタリカへどうぞ。下の写真は、この間に見た鳥の数々の、ほんの、ほんの一部です。